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『好敵手』
火黒→良守
あぁ、この目だ。
俺が望む“戦いの目”。
頭にすぐ血が上るのはお互い様。
俺は止まらなくなり、お前は見えなくなる。
天守閣で俺が姿を見せた時、少し戸惑った表情を一瞬だけ見せた。
無理もねぇ。
今の俺はニンゲンの皮を脱いだ妖そのもの。
それをさらしたのはお前が初めてだからな。
すでに戦闘態勢に入ってるお前を、俺は軽くあしらう。
『お友達の弔い合戦なんだろう?』
こんな短い言葉でもあいつはコロコロと表情を変える。
これくらいで動きが鈍るなんてやっぱりまだ子どもだな、とちらっと思う。
それでも、黒い瞳の奥にある火は衰えることを知らない。
赤い赤い火。
赤い火より強い、黒い火があることを教えてやるよ。
俺の火に勝てたら、お前を認めてやってもいいぜ。
さぁ、来い・・・・・・・・・・・・・!
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11巻のバトルを見て突発に書きました。
2007.8.3